恋をしよう!

荻原の誕生日当日を迎えた。

「こんなものかな」

テーブルのうえの料理を見回すと、僕は呟いた。

料理はポテトサラダとボンゴレパスタ、フライドチキン、麻婆茄子にした。

テーブルの真ん中にはホールのケーキが置いてあった。

ケーキは先ほど店で買ってきたもので、定番だけどいちごのショートケーキにした。

料理に全てラップをかけて、壁の時計に視線を向けると6時になろうとしていた。

荻原を迎えに行く時間だ。

家を出て待ち合わせ場所の駅へと向かうと、すでに荻原がきていた。

「荻原」

僕が声をかけると、
「先生、お久しぶりです」

荻原が嬉しそうに言った。

彼女の手には小さなボストンバッグがあった。

本当に僕の家に泊まるようだ。