恋をしよう!

「花火大会が始まるのは7時だから、6時までにF駅で待っててくれ。

僕が迎えに行くから、間違っても荻原の方から行くんじゃないぞ」

そう言った僕に、
「はーい、わかりましたー」

荻原が返事をした。

「8月10日の夜6時にF駅で…じゃあ、もう切るぞ」

「楽しみにしてますね♪

先生も楽しみにしてくださいよ?」

そう言った荻原に、
「何を?」

僕は訳がわからなくて聞いた。

「それは当日までのお楽しみですよ♪」

荻原はフフッと笑うと、電話を切った。

何を考えているんだ、荻原は。

それよりも、
「当日までに掃除をしなければ…」

お世辞にもキレイとは言えない部屋を見回すと、僕は呟いた。