恋をしよう!

「そう言われたら、本当に連れてきた甲斐があったな」

先生は嬉しそうに笑った。

「少し歩いてみるか?」

そう聞いた先生に、
「いいですね!」

わたしは返事をした。

わたしたちは手を繋いで、砂浜を歩いた。

本当にデートをしているって感じだ。

何より、この辺には知っている人が誰もいないからこうして2人で堂々とすることができる。

楽しいなあ。

砂浜を歩いているわたしと先生の足跡を波が消していた。

「荻原」

先生がわたしを呼んだかと思ったら、そっと頬に先生の唇が触れた。

「せ、先生!」

突然のことに驚いて先生を呼んだら、
「ビックリしたか?」

先生は笑っていた。