恋をしよう!

「でもこうして先生の匂いを嗅ぐ機会なんてないから…」

「普段使ってる柔軟剤の匂いだ。

そうたいした匂いじゃないだろ」

わたしからして見たらたいしたことなんです!

心の中でそう言ったら、
「ほら、行くぞ」

先生と一緒に海へと向かった。

青い海に青い空、白い砂浜に爽やかな潮風――まさに、海へきたって感じだ。

「先生、気持ちいいですね!」

「あー、いいもんだな」

先生は深呼吸をするように、うーんと伸びをした。

砂浜にはわたしと先生の足跡がついていた。

本当に先生と一緒にデートをしているんだな。

「荻原、気に入ったか?」

そう聞いてきた先生に、
「ええ、とても!」

わたしは首を縦に振ってうなずいた。