冷たそうなコンクリートの上を歩く。 澄んだ空気が頬を突き刺す。 眠さも吹き飛ぶような痛みが走る。 白くなる息を追い抜く。 まだあまり色のない空を横目に、生まれたばかりの日を仰ぐ。 眩しさに目を細める。 なんら変わりのない1日の始まり。