コント集「鬼ヶ島に行きたくない桃太郎」

怪人「自分がわるもんみたいになってるやないの」

斎藤「へへ、正義のためですって…」

怪人「いや、論理がムチャクチャやな…」

斎藤「あ!ありました、ありました、お!やっぱ更新されてる!」

怪人「ちょっと返し~やぁ」

斎藤「なになに、これからの変身ポーズには、決まった型はありません。その時、自分が一番かっこいい変身ポーズを取ること。これが、本部の波動と感応しあい、変身することが可能となります、だって!!」

怪人「いや、分かりにくいな」

斎藤「そっかぁ、ますます個人個人に委ねられる時代になってきた訳やなぁ。…ちょっと協力して貰えます?」

怪人「いや何をやねん!敵同士っ」

斎藤「はいケータイ」

怪人「はよ返さんかい」


怪人、斎藤からスマホを引ったくるように、奪い返す。


怪人「は~、わしの大事な貴重品ちゃん♪」

斎藤「貴重品なんですか」

怪人「うっさい。なんやねん。またポーズ一緒に考え言うんかい」

斎藤「鋭い」

怪人「世話のかかるヒーローやで、ほんましかし。はい、ほな、やってみ~や」

斎藤「僕がやるんですか」

怪人「いやお前がやるんやら!誰が変身すんねんてっ」

斎藤「いや僕、永年同じポーズしてきましたでしょ?なんか、新しいポーズ思い付きませんで…良かったら、怪人さん、見本を見せて貰えへんもんかと…」

怪人「俺がかい!」

斎藤「後生です!」

怪人「これ何の時間やねん。あと君、ちょっと言葉古いよ」