ぽんぽんと、隣を叩かれて

彼の隣りに座ると彼は、穏やかな眼差しを私に向けて「ちょっと真面目な話し」と笑った。




「お金は俺がだすと言ったんだからださせて?」

「でも、それじゃあ…」と、引けない私に

翔太さんは少し困った顔をしながらそれでも笑ってた。


「ごめん、正直に話すと下心。」

「…下心…?」


うん。と頷きながら照れ臭そうに話してくれる話しの内容は私には余りにも現実離れし過ぎていて…戸惑いばかりが心を揺さぶる。


「妹から結花さんの写メを見せてもらった時に、正直…タイプでラッキーと思ったんだ。

勿論、俺は小さい子が可愛くて大好きだから写メを見せて貰う前には、今回の話し、OKしてたんだけど…

写メ見せて貰ってテンション上がっちゃった。

こんなに可愛い人と家族ごっこできるって。」


照れ臭そうに笑う彼の可愛らしさに加えて

異性からそんな風に言われること自体が、久しぶりすぎる私も戸惑いながらにくすぐったい気持ちを感じたのは正直な話しだった。