「あーいーちゃーん!」

透き通る声が私の耳に入る。

振り向くと彼女は立っていた。
ヒナノ
「雛乃…おはよー!」

雛乃は私の親友で中学の頃から

ずっと一緒。

「てか…愛大丈夫?頬?」

雛乃は私の家系の事全てを知ってる。

隠すことなんてないそんな事を知っていて

くれた雛乃には感謝してる。

雛乃はそう言って私の頬を優しく撫でる。

「大丈夫よ愛は一人じゃないからね。」

「ありがと…雛乃。大好き。」
 
この日は抱き合って泣いた涙がもう出ない

ってほど。