「あぁ、スクールリングか。わかったわかった、入れ入れ!」 うざったそうに手を振る門番に、リアは言った。 「じゃ、あたしももう行くね!」 「あ、は、はい!リアさんに会えてよかったです!お仕事がんばって下さい!」 「はぁい!」 最後にウィンクすると、リアは花をまき散らかせながら3人の後を追っていった。 「あぁ…かわいい……」 冷たい風がいくら吹いても、しばらく彼の顔は赤くほてったままだった。