「とりあえず先に進めるようになったのはいいが…」
ジャスティンは剣の先っちょで、モンスターをツンツンと触ってみた。
………。
ピクリとも動かない。
鮮やかだった黄緑色は、今は深い緑色に変わっていた…。
楕円形の顔?に、無数にうにょうにょと生えてる触手。
その中で、異様に太い二本が4人に襲い掛かってきたようだ。
口裂け女のような大きな口からは、赤黒い舌がだらしなく出ている。
「…だけどよぉ……」
倒したっつうのに何で……。
暗い顔でモンスターを見つめる、そのジャスティンの背中に、突然ロミオが抱きついてきた!
「ジャ〜スティン!」
「うぎゃぁぁぁ!」
響き渡る叫び声。
「おっめぇ!何すんだバカヤロー!」
「ビビった?」
「ビビるに決まってんだろーが!ったく!」
「で、何モンスター見つめちゃってんの?」
「…いや…さ、…」
「倒したなら何で消えないのか?でしょ?」
女二人が、そろそろと男二人の方にやってきた。
「げげっ…キモ…」
リアがヴァレリーの背後に隠れながらモンスターを見た。
「そう、そうなんだよ!何でこいつ消えねぇんだ?」「ねぇ。…どうしてだろ?」
ヴァレリーも首をかしげるしかない。
「ヴァレリー、お前頭いいんだからわからんのか」
「わかんないわよ〜!……でも、考えられるなら…」
ヴァレリーはモンスターを見つめた。
「アンデッドとか?」
「…………」
しかし、いつまでたっても生き返るような素振りはない。
「生き返えんないじゃんか!」
「だから可能性の一つだってば」
「でもよ、このモンスター、いっちゃん最初に俺を洞窟に引きずりこんだ奴に似てねぇ?」
「あ〜……」
4人、顔を見合わせた。
