そう言いながら、ヴァレリーは、転がっていった雷虫灯を目で探した。
あった!
「リア、わたし雷虫灯取ってくるから」
「うん」
立ち上がり、歩きだした時。
「ギャァァァァッ!!」
誰かの叫び声が聞こえてきた!
突然あいた穴から、黄緑色の太い、鮮やかなツルがすごいスピードで出てきてヴァレリーの腰にからみつく!
えっと思う間もなく向こうへひきずられた!
「きゃぁぁぁぁっ!!」
「ヴァレリー!」
ひきずられる、その腕をロミオが急いでつかむ。
その間にジャスティンがツルを剣でバッサリ切った。
緑色の液体のような物が飛び散る。
そのジャスティン目がけて、また同じようなツルが伸びてきた…というか飛んできた!
しかし今度のツルは、先端に1メートルぐらいの球状のトゲトゲがついたツルだ。
土砂崩れをブッ壊してやってくる!
「ジャスティン伏せろ〜!」
言いつつ、ロミオは右足を軽く振った。
スニーカーの踵に、長さ5センチぐらいのシルバーに輝くトゲが出る。
「うりゃぁぁっ!」
ツルの先端にある球状の物体に向けてバックキックを放った。
パァァァンッ!!
球状の物体は爆風と共に破裂する。
「どぁぁぁぁ!!」
爆風をまともに受けたロミオが後ろへ吹き飛んだ。
ゴロゴロと転がってったが、すぐにまた立ち上がる。
「このやろう!」
ロミオが走って戻ってくる間に、ジャスティンは土砂崩れにあいた穴の中へ入っていた。
もちろん、危険がもうなさそうだと判断したからだ。
4人を襲ってきたモンスターは、地面にぐったりとして動かない。
