「うっわ〜!センスいいとかよくロミオの分際で言えるわね〜!」
「おう!ロミオの分際で言えるぞオレは!」
「バカだわ、バカ。相手してらんな〜い!」
「三秒前まで相手してたじゃん」
リアはドカッとロミオの尻に蹴りを入れた。
「いって!」
「ちょっと、帽子貸しなさいよ!」
そう言って、ピョンとジャンプしてロミオの頭から帽子をとった。
「ね、ヴァレリー、どう?」
ダルメシアン柄の帽子をかぶって、リアはヴァレリーを見た。
「…似合うっちゃ似合うけど、今日の格好には合わないわね」
「やっぱり?」
「つうかでけぇんじゃねぇの?」
リアが帽子から手を離すと、帽子はストンと目の辺りまで落ちてきた。
「でかっ!ロミオ、あんた頭でかい!」
「脳ミソつまってっからな〜」
「つうかおめぇの場合は筋肉じゃん!」
「あ〜、だから頭突きしても痛くないのか?」
「……かもな」
ロミオはリアの頭から帽子をとると、
「かぶってないと落ち着かないな」
と言って、しっかりとかぶり直した。
「まるで裸んぼみたいだ!」
「あ〜、何かそれわかるぜ。俺も髪の毛たててないと何か恥ずかしいっつうか」
「ジャスティンの場合は本当に恥ずかしいもんな」
「……おっめぇどーいう意味だよ!」
バシッとロミオの頭をひっぱたく。
というわけで三叉路まで戻ってきた4人だったが……。
4人がこれから行こうとしている三叉路の真ん中の道に、ちょこんとあのカマドウマもどきがいた。
「……何でいんの?あいつ」
「さぁ…」
