土を払いながらヴァレリーは立ち上がった。
「う、うん…。あ、リア!リアも大丈夫だった?」
「うん、平気〜。ちょっと腕痛いけど」
「よかった〜」
青黒い血がべったりついた剣を見て、ジャスティンがげんなりする。
「なんつー有様だ…」
「なぁな、バックドロップ綺麗に決まったでしょ」
軽く腕を回しながらロミオがニコニコして聞いてきた。
「あぁ、んだな。しかし、よくもまぁあの筋肉モリモリのオオカミを押さえつけてバックドロップするよな…」
「それは日頃の成果なり!」
ロミオたち格闘家の練習を見た時の驚きが思い浮かぶ。
あれだけハードにやってれば、そりゃぁちょろいもんだよな…。
「はっ!ジャスティン!」
いきなりロミオがでかい声を出す。
「な、何だよ!?」
また魔物かとひやっとしたが、ロミオはニッと歯を見せて笑った。
「飯にしよう!」
*
