私に気づいたらしく
手を降りながら笑顔で
近づいてきた彼

鼻のあたまが赤くなってる
手も少し赤い

「もう月でてるね」
彼はそう言った

同じ月を見ていたなんて
なんだか嬉しい

そんな淡い色に包まれ
同じ曲を口ずさみながら
駅の改札まで

もう少し彼と一緒にいたい

わがままかな?