少しくらい
彼氏ぶってもいいよな

彼女の手を自分のポケットに入れた

これで彼女が
自転車で滑ることもないし

一緒に学校行けるし

卯の花色の雪が舞っているなか
僕は寒さも忘れていた

彼女の話も上の空で
どうやったら
思いが伝わるのか
考えていた