僕は自分自身が嫌いだった


この名前も、身体も全て


この名前は

僕に与えられた呪縛だとまで思っていた

この名前がある限り

両親との縁は切れない

自分の子どもを気味悪がって捨てた親の血が入っている、縁も続いたままでいる

そう思うと

嫌で嫌で仕方がなかった