生きる

そう考え、口を閉ざしながら

制服の汚れを払って立ち上がれば


弧を描いていた唇は歪み

彼女達は偽りではない怒りを顕にし出した


「はあ? 無視してんじゃねーよ

元はと言えば、あんたが夢乃の靴汚したから

こうしてわざわざ会話してやってんでしょ?

むしろ、ウチらが感謝されるべきじゃん」