「チーフと西尾はどうだ?」
剣二が悠一と西尾を見た。
「僕も中学の時バレー部だったんで、参加していいですよ」
と言ったのは秀人よりさらに長身で、178cmの悠一。
「チーフもいいんだったら、俺もいいですよ。どうせ、暇だし」
「まさか、お前もバレー部じゃないだろうな?」
悠一と秀人と間ぐらいの身長の航を上目遣いに見上げながら光俊が尋ねた。
「いえ。俺はバスケ部」
「…あっそ」
「ま、とにかく全員参加で決まりだな。あ、舞ちゃんもいいよね?」
剣二が真顔で舞を見る。舞は口元を曲げていたが、
「会長が出るより、まだ私の方が優勝狙えるでしょ」
と、あきらめ顔で返事した。
「じゃ早速、町内会長さんにバレー大会には間違いなく京極写真館で出ますからって言って、賞金の事、もう一回ちゃんと念押ししてくるわね」
悦子はそう言うと、嬉しそう立ち上がった。
「お願いしますよ〜ッ」
調子のいい光俊の声に見送られて、悦子はスタジオを出て行った。
「じゃ、この話はとりあえず、これで終わり。あと詳しい事はまた会長に聞いてくれ。さ、仕事、仕事」
剣二がその場を締めて立ち上がったので、他の面々もバラバラと持ち場に戻り始める。が、哲平だけはムッとした顔で動こうとしない。



