好きって言っちゃえ


「そんなのどっちだって一緒でしょ」

「いや、俺のモチベーションが違います」

「何よ、平野くんのモチベーションって」

「そりゃ、飢え死にを心配されてお慈悲で作って頂くよりも、俺の体の事心配した愛情でもって作ってくれたって思う方がテンション上がるじゃないっすか」

「………」

「あれ?俺なんか…変な事言いました?」

体力を取り戻してすっかり通常な喋りに戻っている光俊を、キョトンと見つめている舞の視線に少し怯んだ光俊。

「…元気になったね」

「はぁ、お陰様で…」

「平野くんの体、愛情持って心配してたのは、母さんだから、明日母さんにお礼言ってテンション上げてよ」

「いやいや、それは何か違わないっすか」

「違う?」

「会長の愛情は、なんて言うか〜、母の愛的な」

「ま、そうかもね」

「でしょ?そこいくと流石に母的ではないぃ…」

「は?あたし?母なわけないじゃいっ!1歳しか違わないのに」

「ですよね。じゃ、何的な?」

「何的?」

「何的な?」

「…同僚的な?」

「ええ〜、つまんないっすねぇ」

「つまんないって…。他になにがあるのよ」

「他にって、まぁ〜、隣の部屋的な?」

「隣の部屋?」

舞は思わず振り返って、隣の悠一の部屋の方を向いた。

「何食ってんっすかね、あの2人」