私はその人の後ろを通るように歩いた。


しかし本当に綺麗な人だ…。



立たずまいも風格がある。



私は彼女を見惚れていた。



「…ーーあっ。」



ーーボテッ。




「痛たたっ…、」



私は足元の石に気づかず転んでしまった…。



彼女と目が合う。




「大丈夫ですか?」



優しい声で私に近寄ってくる。



「……だ、大丈夫デス。」




恥ずかしい…‼︎‼︎



穴があったら入りたい奴の気持ちが今分かった。