「痛っ!、何するんですか…!!」
ドアの前で呆然とする私のもとへ寄ってきた瞬間、
桜葉先生は私のほっぺたをむにーっと引っ張った
「もー、何。じゃないでしょ!まーた赤点ぎりぎり回避でしょー?そろそろ取っちゃうよ!危機感を持て!」
…そう
私英語本当に苦手なんだよね
「でも、赤点取ってないから良くないですか!!!」
「そうゆう問題じゃないの、てことで明日から夏目さんには特別授業を受けてもらいます!放課後ここに来てください!待ってるから」
ほっぺたからするりと離れた白い手は
優しく私の頭の上ではずんだ
