「ばいばーい!」
コカゲは完全無視で、マコトに手をふる。
「おー、また明日ー!」
手をふり返され、なんかちょっと、罪悪感。
それに気付かないふりをしながら、私とコカゲは教室から出て行った。
「あっちー・・・。」
「ねー・・・。死ぬわ―・・・。」
それからちょっとしたころ、私たちは暑さに溶けかけていた。
暑いのって、めちゃくちゃ苦手。
汗がべたべたするのもやだけど、それいじょーに困ることがある。
それは・・・
「お前、顔色悪くない?また貧血かー?」
そう、貧血。
ちっちゃいころからなりやすくて、すっごい大変なの。
今はまだましだけど、夏本番になったら、更にひどいんだよね。
最近は糖分をとれるように、ラムネを持ち歩いてるんだー。
いちおー、食べとこうかな。
「んー、まあだいじょぶー。」
テキトーに返事をしながら、ラムネの包装紙をはがす。
そのまま口に放りこもうとしてると、コカゲと目があった。
「何。」
「それ、うまい?」
「うん。欲しい?」
「欲しい!」
キラキラした目で見つめられて、ちょっとドギマギ。
でも、いつものちょーしでいってやった。
「じゃー、あげない。」
「え~!俺も食べたいーーー!!」
子どもみたいなコカゲに、くすっと笑ってしまう。
こいつ、ときどきかわいいんだよね。
コカゲは完全無視で、マコトに手をふる。
「おー、また明日ー!」
手をふり返され、なんかちょっと、罪悪感。
それに気付かないふりをしながら、私とコカゲは教室から出て行った。
「あっちー・・・。」
「ねー・・・。死ぬわ―・・・。」
それからちょっとしたころ、私たちは暑さに溶けかけていた。
暑いのって、めちゃくちゃ苦手。
汗がべたべたするのもやだけど、それいじょーに困ることがある。
それは・・・
「お前、顔色悪くない?また貧血かー?」
そう、貧血。
ちっちゃいころからなりやすくて、すっごい大変なの。
今はまだましだけど、夏本番になったら、更にひどいんだよね。
最近は糖分をとれるように、ラムネを持ち歩いてるんだー。
いちおー、食べとこうかな。
「んー、まあだいじょぶー。」
テキトーに返事をしながら、ラムネの包装紙をはがす。
そのまま口に放りこもうとしてると、コカゲと目があった。
「何。」
「それ、うまい?」
「うん。欲しい?」
「欲しい!」
キラキラした目で見つめられて、ちょっとドギマギ。
でも、いつものちょーしでいってやった。
「じゃー、あげない。」
「え~!俺も食べたいーーー!!」
子どもみたいなコカゲに、くすっと笑ってしまう。
こいつ、ときどきかわいいんだよね。

