そして、あっとゆーまに一週間が過ぎ。
ついに、日曜日になっちゃったけど。
「やっばい、緊張してきた・・・。」
私はもう、それどころじゃなかった。
スマホを握る手が、ふるふる震える。
今私がいるのは、2人の最寄駅。
の、トイレ!!
最後に、身だしなみを整えようと思って。
私は全身が映るように、鏡の前に立つ。
上から順に、チェックのブラウス、白のデニムスカート、レモン色のスニーカー。
小物は、その爽やかな雰囲気にあわせ、白いリュックと、ブラウスと同系色のイヤリング。
メイクはうすーくしてるけど、うん・・・、ふだんとかわんないや。
とほほとなっていると、急にスマホが音を立てた。
『おーす。今ついたー』
コカゲだっ!!
私もあわてて、返信する。
『おっけー!今どこー?』
『あの雑貨屋さんの前!』
『らじゃ!』
あの雑貨屋さんかぁー・・・。
トイレから急いで出ながら、考える。
んーっと、この駅にある雑貨屋さんで、コカゲが好きそうなとこといえば・・・。
あ、あそこだ!
私、そこをめざして猛ダッシュ!!
新しい靴で走りにけど、まあしかたない。
私はそのまま、そのお店に飛び込んだ。
『たぶんついた。』
そう送ると、一瞬で返事が返ってくる。
『おー。まあ、今お前のこと見えてるし』
え。
『前見てみー』
言われるがままに、顔をあげると。
私服姿の、コカゲがたっていた。
なんかジャケット着ちゃってるし。
・・・ヤバい、メッチャかっこいい。