鏡遊び

どれだけ走ったんだろう。

どれだけ時間が経ったんだろう。

私と美希は今、2階の職員室にいた。

また、たまたまなのかここだけ鍵が開いていたのだ。

私たちの息づかいだけが部屋に響いている。

「...もう外大丈夫かな」

「わからない...でもしばらくはここにいよう...そのうち朝になるかもしれないし、そうすれば誰か助けに来てくれるはず。」

「うん...」

冷静に考えてるように見えるけど...美希の手は震えている。

麻己...どうしよう...

助けられなかった...

さっきから考えているのはそればかりだ。

鏡の中に入っていく麻己が頭から離れない。

はっきり言ってトラウマだ。