今思えば不思議だ。
恋人同士になったきっかけはある日の撮影の日のこと
この日もいつも通り撮影が進んだ。
それから撮影も終わり帰る支度をして
控え室を出ると
『ねぇ、酷いよ…』
そこには泣きながら電話をする玲梨がいた
その場に座り込んでた。
『酷い!!最低…本当……最低男!!』
俺はどうしていいか分からなかった。
話しかけるべきか無視するべきか
でも、かなりお世話になってる先輩
それに優しくもしてもらってるから見捨てるっていう選択ができなかった。
『玲梨さんどうしたんですか??』
『あっ、俊くん……何でもないよ。』
こっちを向くことなく控え室に入ろうとする玲梨、

