「え、」



「その彼女に華奈ちゃんは」



そう言って渡された写真には
私の顔を美人にしたような顔してる。



「だから一緒にいるんじゃないかなぁ??」



「え、」



「華奈ちゃんを見つけたのは1年の入学式だったみたいだし」



「入学式以来荒れることはなくなったし」



そっか、俊くんが私といるのは
その彼女さんに私が似てるからなんだね。



それなのに私はうぬぼれて
俊くんが私を好きなんじゃないかな…
なんて思ったりして…



本当にバカだ私



「……私バカだね。本当に」