「……もう何も言わなくていいから」



「……でも……私は……」



ギュッ



「ごめん。守ってやれなくて」



俊くんは私を強く抱きしめて何度も謝ってきた。



俊くんは何も悪くないのに
でも、私は俊くんの腕の中でバカみたいに泣いた。



「寮に還ろ」



「……うん。」



俊くんは自分が来てた服を私に着せてくれた。



次の日私は学校を休んだ