「したかったからだよ」



「……最低。」



「え、」



「あんた、最低ね。」



この時、何かが壊れたみたいで涙が止まらなかった。



「私帰る」



力いっぱい俊くんを押した。
びっくりしてたのか力が入ってなかった



私は逃げるように部屋を出て行った。
外はもちろん真っ暗で



携帯を開くと1時を指していた。
ホテルから離れるとお酒の匂いと
酔っ払ってる人がたくさん行き交う



「…お酒くさ。」



「いい姉ちゃん見っけ♡」