チャイムが鳴ったのに屋上に逆戻り
誰もいなくなった屋上に3人だけがいる、



「お兄ちゃん昨日華奈に何の用だったの?」



「ただ単に彼女と2人になりたかった」



そう言って私を見つめてくる俊くん
あれは気まぐれだったはずなのですが



「えぇ!?華奈!!付き合ってたの!?」



「ちが……ん!!」



「そうだよな」



否定しようとした時
俊くんの大きな手が私の口を塞いだ。



否定させてよ!!
てか、目が怖すぎるんだけど。



「んふふ、お兄ちゃん必死だね」



「あぁ??」