その姿を見てますますほっとけなくなった



『先輩…!!悩みがあるなら聞きますよ!!』



今思えばこれが全ての始まりだったのかもしれない。



俺は玲梨に言われた通り玲梨の家に行った
玲梨の部屋は落ち着いてて大人って感じだった。



現に3つ上だった
中学1年生の俺と中学3年生の先輩



モデル歴も先輩なら年も先輩
それが、なんだか嫌で嫌で仕方がなかった



『先輩何があったんですか??』



『彼氏にフラれたの…』



その言葉を言うと何かが壊れたみたいに
ボロボロと涙と弱音を吐いた。



泣いてる先輩をただ俺は強く抱きしめる事しかできなかった。