私はもともと青龍にいた。
中学二年生のころに青龍の総長と出会って、それから青龍に入ることになった。
一年間の月日を経て青龍の総長 早川理央と付き合うことになった。
総長の彼女になることは、お姫様になるってこと。
前はたくさんの人に囲まれて、大切な人もいて幸せだった。
―――けど、私が彼らを裏切った。
「起立。」
いつの間にか先生がやってきていた。
気づかないうちに、もう帰りの挨拶になっていた。
今日は授業がいつもより終わるのが早くて、それによって帰りも早くなっていた。
私も皆に遅れて、席から立ち上がった。