「約束守れなくてごめんね、この姿じゃ会いづらくて…」


あれから、ここじゃなんだから…という咲羅の言葉で部屋に上がり気まずさのまま向き合うようにして座った咲羅が苦笑しながら合ったことを話す。


「私が電話した日あったでしょ?あの日の昼間に軽い事故に合って…」



あぁ、だから電話かけてきてたんだ。


こんなことがあったのに、俺は“たいした用事じゃないだろう”って決めつけて話もしようとしてなかったのか…


「ごめんね、大丈夫だから気にしないで?」

「っ…、なにが大丈夫なんだよ!そんな怪我して大丈夫なわけあるか!」


なんで、なんで………!



「……大丈夫、大丈夫、私は大丈夫。私に大丈夫って言わせてるのは流くんだよ。」



っ…!