『ごめんね、また今度行くから…』 「ん、わかった。」 『じゃあね』 はぁ…なんなんだ、咲羅から電話があったあとから咲羅は俺と会おうとしない。 用事ができたから、体調が悪いから、理由をつけては断ってくる。 「まさか、今までの当て付けか…?」 そりゃあ、俺だって約束しては破ってしまうけど…。 だから今度は守ろうとこうして今日行くはずだった映画のチケットを買って集合場所で待ってたのに、 「なんだよ…」 わけわんねーよ。