「あ、あのね。祐希、話があるの。」
「なに?」
これで振られても泣かない。絶対に。
「祐希と初めて会ったのは小学校って覚えてる?」
「うん。」
「隣の席で、はじめ見た時この子と仲良くなるって思ったんだよ。」
「それ、俺も思った。」
「それでどんどん仲良くなってってね。遊んでたりしてとてもたのしかったよ。」
「おう。」
「でも、祐希の親が離婚して私が余計な事言って祐希怒らせちゃったの覚えてる?」
「あれは、俺も悪かった。」
「それでね、もう終わったって思ったんだよね。けど、いつも通りに話しかけてくれる祐希を見て思ったんだ。言わなきゃって。」
「私、祐希のこと好きです。付き合えないのは分かってるよ。けど、伝えさせてください。」