キーンコーンカーンコーン♪
「あっ、チャイムが鳴った。急ご!」
遅刻ギリギリの私たちを笑いながら見てる祐希を見て、私も、癒香みたいなそういう関係になりたいと密かに思っていた。

夏はこれからやってくる。
私と祐希が出会った季節であり、2人の溝を作った季節でもあることを。