「…なんか悪いね。あんな言葉聞きたくなかったよね?」
こーへい君はうつむいた。

「大丈夫だよ。こーへい君は何かと守ってくれたし、元々あたしが事件を解決したのが悪かったっちゃけん。」

「でもホントにあいつが事件起こしたら…。」

「それならあたしが解決するまで。
例え正体がバレたとしても、そこは譲らんけん。
こーへい君は悪くない。
それともいつもいい人で終わるけんたまには悪役をやりたいとか?」
あたしはジト目で彼を見た。

「そーゆーことじゃない(笑)」
こーへい君は笑った。