いくつかの段ボール箱をひっくり返してやっとストッキングは見つけたが、その場は足の踏み場がない大変な事になってしまったが気にする事なく着替えを始める。

身支度をして玄関まで行くと靴も出していない事に気付き、また寝室に戻る。

床に散らばっている物を避けながら、ストッキングが伝染しないように気をつけて靴を探す。

段ボール箱には靴と書いてあるが探している靴が見つからず幾つもの箱を開ける。

「あれ?どこに入れたかな?…」

別にあれじゃないとダメという訳じゃないけど…今日の服には黒と白の千鳥格子のパンプスを履きたいんだよね…

「あった!」

見つけた靴を持って玄関に行きパンプスを履くと玄関に置いてある姿見鏡で確認する。

「うん!やっぱりこの服にはこのパンプスだわ!」