あなたが好きなのです




ミーンミーンと鳴り響く蝉の声。

あまりの暑さに汗が次々と流れ、タオルは必須のこの時期。

体育館ではドアや窓は全開にしているものの
蒸しかえるような暑さに一層、汗が止まらない。

その中で運動部は動き回っているのだから私にとっては
とてもじゃないが考えられない。



この暑さは苦手。

だけど私が体育館にいる理由は…



「太輝お疲れ様っ。はい、差し入れ!」


「おーさんきゅーっ!こんな暑い中、毎日ありがとな。」



幼なじみの植松太輝。


私より少し背が高くて髪の毛が少し短めな青年で
バスケ部に所属しており私の彼氏でもある。