いつかひとりになるのなら、はじめからひとりのままがいい

だって、最初からひとりでいれば、ひとりに慣れておけば、恐いことなんてない

だから私は人を遠ざけて来た

そんな私を人は遠ざけていた

それでいい、それがいい

私は…ひとりぼっちにはもう慣れてるもの

「本当に?」

……誰?

真っ暗な中で、たった一つ、真っ白いもや

形なんてわかるはずも無いのに、
どうしてだろう……人だとわかる

「本当にそれでいいの?」

……あなたは誰?
何が言いたいの?

「ひとりぼっちは寂しいよ」

……寂しくない
もう…慣れたもの

「きみは嘘つきだね」

嘘つきじゃない
本当のことを言っただけ
ひとりにはとても楽なの
居心地がいいの

「」