〜彼は虹に変わった〜




「あの、先輩?」

「ん?」

「どうして、私の場所が分かったんですか?」

不思議だった。
だって、誰かに言ったわけでもないのに、
なんで、先輩が分かったのか。

「さぁ?なんでだろうね?」

結局、何も先輩は教えてくれなかった。
私は、先輩と別れて教室に向かおうとした時、後から先輩に呼び止められた。

「亜希っ」

「へ?」

いきなりそう呼ぶからビックリした。

「って、呼んでもいいかな?」

「は、はいっ」

私が、そう答えると先輩は、驚いた顔をした。

「え?亜希っも、もう一回っ」

「え?何がですか?」

私が、そう聞くと先輩はがっかりした顔をした。
なんか、先輩って百面相してるっ

「もう、いいや……じゃー、またね?亜希っ」

「はい。ゆ、優真先輩っ」

「あははっじゃっ」

先輩は、楽しそうにしてる。
私も嬉しくなった。
私は、教室に向かった。