「身長とか関係ない!桜は可愛いんだから自信持って!後、泉喜ぶだろうしね」


「なっ!蛍は関係ないよっ!」


何で蛍が出てくるのよ!愛のバカ!


「はいはいわかった。桜こんなのどうよ」


はい、と渡されたのは白い朝顔柄の浴衣。


「わっ…可愛い……」


淡い紫色の帯で、朝顔も1つ1つが小さく、その控えめさがすごく素敵だ


「一目惚れ?」


「…わからないけど、これ着てお祭り行きたいなって」


「やった!じゃあ下駄とか巾着も見ようよ!」


「うんっ」


その後は愛に手伝ってもらいながらも下駄と巾着を選び、店を出た。


「愛はいいの?買わなくて」


私ばっかり買っちゃって愛はなんにも買っていない。


「去年買ったのがあるから私は良いの。それよりお腹空かない?」


「すいたねー、甘いの食べたい!」


「おっ、それいいね!パフェたべよーよ!安くていいとこ知ってるんだー」