「蛍!何1人で暴れてんの!下の人に迷惑でしょ!」
「っ!悪い!」
ドタドタと音が響いていたみたいでリビングから怒鳴られてしまった
もういい時間だし、そろそろ行くか
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃーい、気をつけてねー」
「はーい」
靴箱の上にある自転車の鍵を手に持ち、家の扉を閉める。
何人かの人とすれ違いながらもエレベーターに乗り、自転車置き場から自分の自転車を出しペダルに足をかける。
7月半ば、外は蒸し暑い。
ただ自転車をこいでいるだけで額に汗がにじむ。
「あ、」
コンビニの前に自転車を止め、中に入る
「いらっしゃいませー」
レジにいる店員の声を聞き流しアイスコーナーに向かう
暑いからアイスでも買ってこう。桜何味が良いんだろ。俺は抹茶で、桜は何となくストロベリーっぽいからそれにしよう。
レジまで持っていきお金を払い、外へ出る
速く行かないと溶けちゃうな。

