彼は私のただの助手!



「あぁ!忘れてたごめん!」


「んん!…ぶはぁ!死ぬかと思った……」


ゲラゲラ笑う大人2人。

やっといてなんだけど、咲人さん酷いです


「まだ2時かぁ、これからどうする?」

キョロキョロと俺達の顔をみながら言われる

いや、どうするって言われても、用は済んだし


「咲人どっか行く?」


「えっ!俺とですか?」


人差し指で自分の顔を指しながら言う


「うん、嫌なの?」


「いえ!そうじゃなくて、2人だとアイツが……」


あっ、彼女さんかな?


「あぁー、彼女か、それなら気にしなくても私とアイツは知り合いなんだから。桜ちゃん、咲人借りていい?」


「どーぞ、もうそのままどっか捨てといてください」


「桜!?酷い!お兄ちゃん泣くぞ!」


「嘘だって、久しぶりに2人で遊んできたら?高校の時みたいにさっ」