「その桜ちゃんの真っ直ぐなとこ私好きだよ。だけど、蛍君が顔真っ赤だからやめたけた方がいいかもだね」
「ちょっ!栗原さん!」
指摘された瞬間にもっと顔の温度が上がった気がした。
「あ!ほんとだ!何で?」
桜に顔をのぞき込まれるが、桜の顔を手で押す
「ング!…もー、眼鏡壊れる!」
「しらん、俺の顔見た桜が悪い」
「何で?さっき蛍も言った…うぐっ!」
瞬時に口を塞ぐ。
こいつはバカか、咲人さんの前でなんで事を言おうとしてんだよ
まぁ、バカなんだけどさ
「仲良いなぁさっきから、付き合っちゃったら?」
「え!なっ、何言ってるんですか!桜が迷惑…」
「もう迷惑かけてるよ?」
「え?」
手元を見ると俺の手をバチバチ叩く桜が1人。
「んん!んんん!!」

