先に図書室で原稿を書いていると購買の袋を持った泉さんが出てきた。


「悪い、混んでてさぁ」


「いえ、全然。私もお昼まだで」


「お、なら一緒に食うか」


ガサガサと袋の中からパンが沢山


さすが男の人…量が凄い……。


私も小さなお弁当箱をだし、モグモグと食べ始めた


「本当に小説家なんだなぁ」


「え?あぁこれですか」


泉さんは、私の原稿に目を向けながら言って来た


「泉さんは…」


「敬語無し、呼び捨てで良いよ」


私の言葉を遮りそう言われてしまった。


「いや、でも…」


「なら助手の話は無かったことにする?」


それは非常に困ります!!

手伝ってもらう側なんだからお願いを聞くのは当たり前か


「わかった…えっと、ほたるさん?」