彼は私のただの助手!



「貸せ、持ってくから」


「いや、でもお客さんにそんな事させるのは…」


「俺がやりたいの。後桜見てると危なっかしくてソワソワするし」


「だから貸して」とジュースが乗ったお盆を持ちスタスタと部屋に戻る。

何でそんなに速く動けるの?コップ2つ乗ってるんだよ?


座ってオレンジジュースを1口飲む。


「………。」


何話せばいいの!?何か変に緊張してるし、だからと言ってこのままなんにも話すわけにはいかないし…


「あっ、食べ物持ってくるからちょっと待ってて」


「お、おう…」


朝から作ったタルトを台所で切ってお皿にのせ、フォーと取り皿を持っていく。


「お兄ちゃんちょっと手伝ってー」


「ん、はいよー。」


お兄ちゃんにフォークと取り皿を持ってもらう。

お兄ちゃんと蛍を会わせたくないけど、蛍と会わせてくれたのはお兄ちゃんだし、後で話すことにもなるし、仕方ないか