すると後ろから声をかけられた。
「さーくらっ」
「愛!」
後ろの席の愛。あれから何回も話したり、移動教室の時も一緒に行こうと声をかけてくれたり仲良くしてくれた。
「あのさ、私達LIME交換してないでしょ?だから交換しようよ!」
「あ、ごめん…私LIMEやってない…」
「嘘!んじゃ今日からしよ!あ、ほら泉も出てきたし」
LIME。蛍にもびっくりされたけど、やる相手いないしいいかなと思い結局していない。
「泉!」
「美作、なにどしたの」
「あのね、桜がLIMEやってくれるって。だから泉も交換したらどうかなって」
愛、まだ私やるって言ってないですよー?
「おぉ、桜もLIMEデビューか。んじゃ俺が友達第1号で」
「なんでよ、桜の友達第1号は私って決まってるんだから」
いつ決めたの?それ。
あと、いつから私達友達になったの?
「あ、桜は私の友達だからね?桜顔に出るからよくわかるんだよー」
「俺もな。」
「後俺も!」
いきなり後ろから出てきたのはチャラ男の萩野さん。
ごめんなさいあなたとは友達になりたくないです。
「そんなあからさまに嫌そうな顔しないでよー。いいでしょ?俺も桜ちゃんとLIME友達ー」
「お前は嫌だ。」
「私も嫌です。」
「あ、んじゃ私もー」