・昼休み・


何組何だろ…取り敢えず先生に聞いてみよう


「先生ちょっとストップ!」


「うわっ何!?どした?」


教室を出ようとしていた担任を引き止める。


「先生泉さんって何組ですか?」


「泉?隣だぞ?」


と壁を指さしながら言った


「ほんと!?ありがとうです!」


「敬語になってないぞ」


「あっ、すいません」


ペコっと頭を下げ、緊張しながらも隣のクラスの前に立つ。


何て言えばいいの?てか、どうやって呼べばいいの!?

アタフタしていたのがわかったのか、そのクラスの眼鏡の人が声をかけてくれた。


「どした?」


「えっ、えっと、あのですね、いっ、泉さんいらっしゃいますか?」


うわっ、噛みっ噛み。


「あ、泉?…泉ー、呼ばれてっぞ」


眼鏡の人が泉さんを大きな声で呼んでくれた。


「誰ー?」


「眼鏡で髪長い。後ちっさい」


サラッと気にしていることを…!


「ちっさい?」


そう言ったのが聞こえ、バッと扉から出てきた


「ほんとだちっちぇ」


だからやめてくださいー!