美作さんと席へ戻る。
蛍に迷惑かけちゃったな…後で謝らないと。
「美作さん、あの…」
「愛でいいよ。」
「じゃ、じゃあ私の事も桜でいいです。」
「うん。敬語なしね」
うっ、それは言われたくなかった……
「愛は、何で私に声を掛けたの?」
「私?私実は、桜の事気になってたんだよねー。いつも1人だからさ、学級委員として先生から声かけてやれって言われてて。」
学級委員…。あ、そうだ、愛こう見えて学級委員だった
。意外だなぁって決まった時思ってたんだった、忘れてた…
「まっ、先生に言われる前から何となく気にはなってたんだけど。何かあったら聞いてね、あっ、もし嫌がらせとかされたらすぐ言いなよ?どうにかするから。」
「あ、ありがとう…」
何でこんなに優しくしてくれるんだろう。
何か裏があるのかも………。
もしかして!ほんとは蛍の事が好きで、私と仲良くなったフリをして、私が油断した隙に集団嫌がらせがスタート!とかじゃ………

