彼は私のただの助手!



朝は弱い。夏でも冬でも朝は弱い。


「桜!遅刻するぞー!」


「わかってるよー!」


朝起きたら8時10分。家から学校までは20分以内にはつくんだけど、門が締まるのが30分。走らないと遅刻だ。

制服に着替えて、顔を洗い歯磨きを済ませる。


「お母さんごめん、今日朝ごはんいらないや」


「あらそう?まぁいいわ行ってらっしゃい。気をつけてね」


「うん!行ってきまーす!」


ローファーを急いで履き、リュックと鞄を持って玄関を出る。

嫌な事に、今にも雨が降りそうなどんよりとした空が広がっていた。

んー、傘いるかな…折りたたみ傘リュックに入ってるしいっか。

スマホの画面を見ると15分と表示されてある。


「うわっ、遅刻する!走らなきゃっ!」


私の学年は遅刻をすると、1人で放課後掃除をするハメになる。

それだけは避けたい